巨人坂本、ソフトバンク柳田、「88年」同級生が見た好調の理由

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 ギータ(柳田)もソフトバンクという、ちょっとでも結果が出なかったら入れ替えがあるような選手層が厚いチームでずっとレギュラーはって、スケールの大きな選手として入団しても、小さくなるっていうパターンも結構あるんですけど、彼は自分のスタイルを貫き通した結果、すごい選手になりました。今でも活躍している選手はそういうメンタルの強さ、自分を貫く力があります。そこが彼らのすごいところで、僕になかったものだなと改めて感じますね。今年35歳ですけど、経験やメンタルの強さがあるので、身体の状態さえ大丈夫なら活躍できると思っています」

 そんな同級生との繋がりは、周りにも好影響をもたらしている。昨シーズン遊撃手としてゴールデングラブ賞を獲得したヤクルトの長岡秀樹は、上田さんの紹介によりソフトバンク中村晃と自主トレを共にしたことが飛躍のきっかけとなった。

「長岡の担当スカウトである丸山泰嗣さんは現役時代に一緒にプレーしていた人で、その方から僕に青木さんの自主トレに長岡も参加できないかって相談があって。ただ、人数の問題もあるし、青木さんは同じチームでいつでも話せるから、逆に誰と自主トレやりたいのかって聞いたら、ソフトバンクの中村選手の名前が出てきて。僕は中村選手とは深い関係ではないけど、食事に行ったこともあるし、ソフトバンクには柳田とか現ロッテの福田(秀平)がいたので、同級生のつながりで頼みました。そしたらその自主トレがすごくハマったみたいで去年レギュラーを取ったので、そういった繋がりが役に立ったなら良かったなと思いますね」

 プロ野球界を長年牽引してきた88年組。坂本も柳田も昨シーズンは満足いく成績とは言えず、チームも優勝から遠ざかっているだけに、今シーズンにかける思いは強いひとしおだ。WBC出場を辞退して挑む覚悟のシーズン、捲土重来を期す最強世代に注目だ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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