「ソフトバンクはずっと中村晃のチームだと思っていた」ホークス一筋19年、チームを支えたベテラン選手の引退に近鉄OB佐野慈紀氏の考察「ここぞという場面で確実に結果を残してくれる強みがあった」
常に練習にも手を抜かず、後輩たちの手本であり続けた(C)産経新聞社
野球評論家の佐野慈紀氏が現在の野球界を独自の視点で考察する「シゲキ的球論」。今回は9月27日に引退試合が行われたソフトバンクの名内野手、中村晃をクローズアップする。
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中村は27日の引退試合となったオリックス戦(みずほぺイペイ)に「6番・一塁」でフル出場。最後の打席は7回一死一、二塁。07年ドラフト同期の岩崎翔との対決に直球勝負となる中、捕邪飛を打ち上げた。1度ベンチにバットを置いた上で、マウンドから降りた岩崎と万感の思いを込めて抱き合った。
07年高校生ドラフト3巡目でホークスに入団。14年最多安打に輝くなど、柳田悠岐、今宮健太らと常勝軍団を支えた。練習にも手を抜かず、真摯に野球に取り組む姿勢でも知られている。
ホークス一筋19年、中村晃の真の価値について佐野氏は最大級の賛辞を送る。「目立つ存在としてはギータ(柳田)らがいたが、僕はソフトバンクはずっと中村晃のチームだと思っていた」ときっぱり。
佐野氏はその理由として、打線における絶対的な「軸」の存在を挙げる。「ギータのような打者は当然相手投手も徹底マークしてくるし、時には波もある。だが、その前後に中村がいることで打線が切れることがない。ここぞという場面で確実に結果を残してくれる強みがあった」と高く評価した。
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