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2大会連続の8強進出は“必然” 弱小国だったモロッコを変えた国王の大号令 105億円を投資した文武両道の意識改革「おとぎ話ではない」【W杯】

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サッカーを「国家プロジェクト」に。全てを変えた国王の決断

 2008年、モロッコ国内スポーツ振興の指針を決める「国家スポーツ会議」において、モハメド6世は施設の老朽化や組織運営の拙さを糾弾。サッカー界の強化を国家プロジェクトとして2009年に王立の育成組織「モハメド6世アカデミー」を設立。6500万ドル(約105億円)を投資し、教育施設を含めた充実の設備とインフラの整備を徹底。文武両道の強化を図ったことで、ユセフ・エン=ネシリやウナヒなど現代表を支えるスターを幾人も輩出した。

 無論、アシュラフ・ハキミやブラヒム・ディアスに代表されるように、国外で生まれた移民系の実力派の選手たちをA代表に引き込めたのも大きなポイントではある。それは欧州全土に張り巡らせたスカウティングの賜物だ。

 しかし、国王のサポートは代表チームにとって何よりの支えである。モハメド・ウアビ監督は「今、我々の国のサッカー界で起きていることは、すべてモハメド6世のおかげだ。ここ数年で、組織に多大な投資をしてくれた」と証言。それがいかにモロッコ代表を変えたのかを論じている。

「正直、今は勝ち続けることに何も驚かなくなっている。人々がモロッコについて語るとき、真の強豪国、つまり『サッカー強豪』として語っている。それは大きな誇りだ。これはまだ始まりに過ぎない。今後も長年にわたって、我々は快進撃を続けられることを願っているし、私たちは前進し続ける。もう立ち止まりたくない」

 サッカーを「国技」として捉え、強化に本気で取り組んだ。それによって選手や指導者たちの意識も劇的に変わった。かつて「弱小国」のレッテルを貼られるまでに堕ちたモロッコの変貌ぶりは、あらゆる国にとって一つのヒントなるのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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