課題山積の飲食業、出張シェフとして攻めのおもてなしがしたい 元ダンサーの41歳が吹き込む新風

タグ: , 2023/5/23

ご自身でお店を出すという選択肢はなかったのでしょうか

 そうですね。お店を出すことは考えていません。お店を持つことはコストがかかりますし、長時間に渡りお店にいなくてはなりませんし、【受け身】の姿勢でお客様を待たなくてはなりません。

また、少子高齢化の日本にあって、飲食業が抱える課題は人員不足です。その割に調理人のステータスや給料が低いという問題もあります。飲食業の利益率が低いため、従業員の給料が上がってきません。お客様には食べ物だけでなく、サービスも提供していかなければならず、一定の利益率が必要です。現状では、飲食店の慢性的な人員不足による過重な労働という問題が、解決されていません。そうならないためには、サービスの質を落とすか、人間の仕事をロボットに置き換えるなどして自動化するしか手立てがありません。

 出張シェフは、店舗や厨房といったハードでは勝負できませんが、お客様の目の前にできたての美味しい料理をお出しすることができ、シェフがおもてなしできるというメリットがあります。自ら営業しご予約頂き調理するため、時間を有効活用できる【攻め】が出来ると考えてます。だから、出張料理を選択しました。





出張シェフとして、心がけていることなどはありますか

 今の自分の出しているプランは、3時間で10品前をお作りするものが多いのですが、7品ほどをお客様にメニューを選んでいただき、残りの数品は余った食材を使って作るようにしています。そうすることで、食材のロスやゴミも少なくなり、一石二鳥なんです。お客様からもゴミの少なさに驚かれることもあります。私は魚料理が得意なのですが、日本は他の国と比べても魚が圧倒的においしい国ですので、魚も余すところなく調理し、お召し上がりいただきたいですね。

 心がけていることと言えば、盛り付けや色合いも重視しています。せっかく出張シェフに頼むのであれば、自宅ではなかなかやらないような彩り豊かな食事も、期待されていると思います。ただ料理をするだけではなく、見た目でも楽しめる料理・サービスを提供することを意識しています。

今後の展望を聞かせてください

 現在は栄養士の資格を持っているのですが、専門性を高めるためにも管理栄養士の資格を取得したいと考えています。また、元々ダンスをやっていたこともあり、将来は、アスリートの栄養指導などの仕事もしてみたいと考えています。

 家庭の食卓という観点で考えると、昨今は家族全員で食卓を囲む機会が少なくなってきていると感じています。自分の料理によって少しでも、食卓が豊かになるお手伝いができれば良いと思います。

シェアダインでは、全国でシェフを募集しています

登録しているシェフは、有名ホテルのレストランシェフ、星付きレストランシェフ、病院での指導経験のある管理栄養士、飲食店勤務経験のある調理師、保育園の給食室勤務経験のある栄養士、など経歴はさまざま。

現在約2,000名の出張シェフが登録・活躍中。
出張シェフのお仕事に興味がある方は、シェアダインへお問い合わせください。

[文:食の専門家による出張料理サービス「シェアダイン」]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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