「ザ・ノンフィクション」の婚活特集はなぜこんなにバズったのか
休み明けの月曜日、あなたの職場や教室には、こんな仲間がいませんか？
「昨日の『ザ・ノンフィクション』見た？ ヤバくなかった？ 感想、超語り合いたいんだけど！」
そんなヒトコト言わずにはいられない番組とは、フジテレビ系列で日曜午後から１時間放送されているドキュメンタリー「ザ・ノンフィクション」です。題材は一流アスリートや大物芸能人にはかかわらず、むしろ市井を懸命に生きる一般人の回にこそ、「神回」が多いとの評判もあります。
「攻めた」作りが特色で、内容によっては日曜の午後ではあるものの、「人生って何だろう？」と考えさせられることもしばしば。最後に流れる「サンサーラ」のメロディーと歌詞も心身に沁みてきます。
今年１月１６日と２３日の前後編２回にわたって放送された「結婚したい彼女の場合～コロナ禍の婚活漂流記～」は中でも「超神回」として視聴者がＳＮＳ上で感想を書きまくり、バズりまくりました。
主人公と同じ３０代の独身女性は言います。
「あまりにも身につまされる内容でした。コロナ禍の中で孤独感を深め、婚活に乗り出すって『あ、私と一緒じゃん』って（笑）。主人公の方は実際に結婚相談所に入会して、カリスマ的な婚活アドバイザーの指導を受けられるんですが、その指摘が全部正論すぎて途中から録画を始めたぐらいです。ＴＶディレクターさんが主人公の私生活にどんどん入っていって、心の内面を描いていくのも凄い。相当な信頼関係を築かないと、なかなか難しいですよね」
結果的に２週間にわたってその婚活が描かれるのですが、視聴者の想定を遙かに超える主人公の決断の数々に、ネット上には様々な声が飛び交う事態になりました。
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