待ったなしの“高齢化問題”に直面するドジャース 再建へ求められる「2027年の4つの決断」を識者がリアル分析 スクバル流出はやむなし、超有望株デポーラの抜擢を
今季は大谷も故障に悩まされた(C)Getty Images
リーグ優勝決定シリーズでブルワーズにまさかの4連敗を喫し、ワールドシリーズ3連覇の夢が潰えたドジャース。来季のリベンジへ向けて、このオフはどのように動くべきだろうか。
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衝撃的な敗戦を受け、地元メディアなどからは「主力選手の高齢化」を問題視する声が高まっている。確かに、フレディ・フリーマン、ムーキー・ベッツ、大谷翔平の“MV3”のうち、大谷とフリーマンは故障もあってパフォーマンスが低下。ベッツもシーズン終盤は持ち直したとはいえ、全盛期と比べると成績が落ちている。
一方で、向こう3年以上の長期契約を交わしている選手が大谷、ベッツ、ウィル・スミス、山本由伸、ブレーク・スネル、カイル・タッカー、トミー・エドマンと7人もおり(※タッカーは2027年、28年オフにオプトアウト権あり)、一気に若返りを図ることも難しい。
そしてもちろん、来季も世界一が至上命題。編成トップのアンドリュー・フリードマンは、戦力を落とすことなく徐々に世代交代を進めるという難題をクリアしなければならない。ここでは、このオフにどのようなチーム作りを進めるべきか考えてみたい。
①スクバルのFA流出はやむなし!?
今夏のトレード・デッドラインで獲得したタリク・スクバルがFAになる。サイ・ヤング賞2度の実績を誇り、ドジャースでもさすがの実力を発揮した最強左腕を引き留めるべきかどうか。まずはこの点が今オフ最大の注目ポイントになるだろう。
結論から先に言うと、再契約の可能性は低いと見る。上でも挙げたように、ドジャースはすでにいくつもの大型長期契約を抱えている。ここに最大で総額5億ドル規模とも言われるスクバルのメガディールが加わると、新たな時限爆弾を抱えるのも同然。新しい労使協定でサラリーキャップが導入されなかったとしても、将来的に大きなリスクを残すことになる。
スネル、グラスノーの両名をトレードで放出した上でならともかく、2人の契約をそのまま引き受けるチームも多くないはず。来季だけを考えるならもちろんスクバルを引き留めたいところだが、長期的な視野に立った場合はこのまま流出を許した方が得策だろう。
②超有望株デポーラのレギュラー抜擢
9月11日にメジャーデビューを果たした期待の若手ホスエ・デポーラは11試合、42打打席と少ないサンプルサイズながら出塁率.500、OPS1.081と高水準の打撃成績を残した。ボール球スイング率18.6%、四球率26.2%はすでにメジャー全体でもトップクラスの水準で、彼がリーグ有数の強打者になる可能性が高いことを示唆している。
レフトにはテオスカー・ヘルナンデスがいるが、彼をトレードしてデポーラのためにポジションを開けるべきだろう。テオスカーの契約は来季いっぱい(28年は球団オプション)で、年俸も2200万ドルと高額ではあるが不良債権というほどでもない。強打の右の外野手は移籍市場でも手薄で、レッドソックスやフィリーズなどフィットするチームもすぐに複数思い浮かぶ。トレードをまとめることはさほど難しくないはずだ。
ヨルダン・アルバレス(アストロズ)やフアン・ソト(メッツ)とも比較される大器デポーラをレギュラーに抜擢することから新旧交代をスタートさせたい。












