ホスピタリティ面での騒動が開幕前から続いているアジア大会(C)Getty Images
前代未聞の事態が波紋を呼んでいる。
問題となったのは、9月18日に岐阜県の川崎重工ホッケースタジアムで行われた愛知・名古屋アジア大会のフィールドホッケー男子のグループリーグA組、韓国代表とバングラデシュ代表での一コマだ。
【動画】突然の北朝鮮国歌に困惑 韓国ホッケー選手に起きたアクシデントの瞬間
試合前に通例となっている国歌斉唱の場面だった。韓国国歌でなく、同国との緊張状態が続く北朝鮮国歌が流れたのだ。当時の様子をYouTubeチャンネルで伝えた韓国の放送局『SBS』の映像では、選手たちは困惑。思わず険しい表情になる者もいたほどだった。
咄嗟に間違いに気づいた場内アナウンサーはミスを認め、英語で『ソーリー。国歌を間違えて流した』と謝罪。試合が始まる直前に韓国国歌が改めて流されたものの、韓国側の強い反発は避けられない事態となった。
当然ながら韓国国内では怒りの声が噴出した。日刊紙『スポーツ朝鮮』は、国歌音源は原則として各国代表団から提供されているものの、今回は「会場で流す際に担当者が取り違えた可能性がある」と原因を予測。その上で「これはあまりにもひどい。韓国の選手たちは太極旗を見つめながら国歌の演奏を待っていたが、北朝鮮の国歌が流れ出した。この超が付くほどの事故に『なぜ北朝鮮?』と言わんばかりに戸惑った様子を見せるしかなかった」と記した。
今大会では、すでにあらゆる問題が山積している。韓国代表に関連するだけでも、サッカー代表チームを乗せた移動バスが、野球場に到着するアクシデントが起きたほか、選手宿舎のイベントに朝鮮出兵を行った豊臣秀吉が登場して国内外で反発意見が殺到。さらに中部国際空港に入国した選手団が、空港で国旗を掲げようとして制止される騒動も起きていた。