【ラグビー】理想の勝ち方でイタリアに勝利したジャパン アイルランドとの差はどこまで縮まっているか
日本はホームでイタリアに大差の勝利を収めた(C)Getty Images
7月4日にラグビー日本代表(以下ジャパン)とイタリア代表のテストマッチが行われ、ジャパンが27-10で勝利した。両国代表の通算成績はジャパンの3勝8敗。ジャパンは2018年から続いていた連敗を3でストップした。実力は2018年頃には伯仲し、イタリアに追いついたかに思えた。しかし、直近3回の対戦では再度少しづつ離されていき、特に2022年、23年は大差で敗れて、その背が遠くなっていた感があったが、今回は見事な勝利を飾った。この試合はまた、今年から始まったネーションズチャンピオンシップの枠組みの中での一戦であり、ジャパンは幸先の良いスタートを切った。
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この試合、先制したのはイタリア。試合開始早々の前半5分、特に凝ったムーブメントを仕掛けたわけではなく、CTB同士のほんのちょっとしたズレからのラインブレイクであっさりとトライを奪った。
やはりシックスネーションズでの経験値の差は大きい、と思わされたのも束の間、ジャパンは怯むことなく攻撃を連続させ、10分過ぎに、スーパーラグビーでハリケーンズを優勝に導いたLOワーナー・ディアンズが、文字通り一回りデカくなった姿を存分に見せつけて密集近辺をこじ開けてトライを取り返した。
さらにその5分後には、前週のマオリ・オールブラックス戦ではいい動きを見せながらも、最後はタックルの餌食になっていたSO伊藤龍之介が、自らタテをつくと見せて、素早くCTB広瀬雄也にパスを送ってしてディフェンスを撹乱し、できたギャップにFB松永拓郎が走り込んで連続トライを奪った。この時間帯のジャパンのアタックは「超速」の理想にかなり近いものであったと言えよう。
その後、前半終了間際にはイタリアに自陣ゴール前まで攻め込まれ、トライ寸前まで迫られたが、結局トライは奪われず、PGで3点を返されたに止まった。後から考えると、この前半最後の攻防が勝負の分かれ目となったようだ。フィジカルに勝るイタリアが力押ししてもトライが取れないと踏んで、PGで点差を詰めにきたという事実が、ジャパンに心理的な優位さを与え、そしてその優位さは試合終了まで崩れることがなかった。












