張本に敗れ、肩を落とす王楚欽(C)Getty Images
文字通り歴史的な快挙だった。9月24日に愛知・名古屋アジア大会の卓球男子団体の決勝で中国と対戦した日本は、3戦先勝方式のなか3勝2敗で勝利。1966年バンコク大会以来、60年ぶりとなる金メダルを獲得した。
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1982年ニューデリー大会以来44年ぶりに決勝進出を決めていた日本は、先に王手をかけられる展開の中で2勝2敗と追いつくと、最終第5試合はチーム最年少となる19歳の松島輝空が、温瑞博を撃破。五輪、世界選手権を含めた国際大会における決勝戦で史上初めて中国を破っての大金星となった。
勝負を分けたのは、日本が1勝2敗と崖っぷちに立たされた状況で迎えた第4試合だった。ここで世界ランキング1位の絶対的エースである王楚欽と対峙したのは張本智和。第2試合で温瑞博を破っていた23歳は、第1ゲームを11-7で先取。これで勢いに乗ると、第2ゲームも11-4で連取に成功し、第3ゲームには相手の反撃に遭いながらも11-9で振り切った。
この対決が試合展開を変えた。実際、試合後に敗れた王楚欽は、中国メディア『新浪体育』などを通じて「第4ゲームで、僕はもっとうまくできたと思う。本当にうまくできなかったと感じている。あそこで勝てなかったのは、自分の実力にまだ改善の余地があるからかもしれない」と吐露。そして、こう言葉を絞り出した。