「おめでとう! そして、本当にありがとう」F1デビュー戦で10位入賞 平川亮の快挙を豊田章男会長も祝福
平川がF1デビュー戦で10位入賞の快挙を果たした(C)Getty Images
F1第19戦メキシコGP決勝が11月1日に行われ、TGRハースから電撃デビューを飾った平川亮が10位入賞を飾った。13位でチェッカーフラッグを受けたが、上位の3選手が降格したために順位が繰り上がり、デビュー戦でポイントゲットを果たした。
日本人のデビュー戦入賞は2021年バーレーンGPの角田裕毅(当時アルファタウリ)に次いで2人目。同チームはトヨタ自動車と技術提携し、「トヨタガズーレーシング(TGR」の冠で活動しており、レース後にはトヨタ自動車の豊田章男会長から祝福のメッセージが寄せられた。全文は以下の通り。
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豊田章男会長コメント
平川、F1デビューおめでとう!
そして、本当にありがとう。
2009年、トヨタがF1から撤退して以来、私の胸の中には、ずっと忘れられない思いがありました。
ドライバーなら誰もが、一度は世界一速いクルマで走ってみたいと思うはずです。そんなドライバーたちの夢を、なんとか叶えてあげたい。もう一度、トヨタのドライバーをF1のレースに出してあげたい。
それは、私自身がずっと胸の中に持ち続けてきた夢でもありました。
ハースとのパートナーシップが始まり、テストやFP1など、少しずつF1に挑戦できる場をつくってきました。
そして、2009年から17年。
ついに、トヨタのドライバーがF1のレースを走る日が来ました。
そのドライバーが平川亮だったことを、本当にうれしく思います。
少し前に平川と会ったとき、来年のレギュラーシート争いが厳しい結果になった後でした。
そのとき平川は、決して諦めないと私に誓ってくれました。
F1ドライバーの世界は、どんどん若年化しています。そんな中で、ここまで平川にずいぶん苦労をさせてしまったことを、私は申し訳なく思っていました。
だから、「迷ったら、自分が楽しいと思う方、やりたいと思う方を選べ」と伝えました。
それでも平川は、いつ来るかもわからないチャンスを信じて、いつ声がかかっても最高のパフォーマンスを発揮できるよう、ベストコンディションでいるための準備を続けてくれました。
報われる保証もない中で、諦めずに準備を続けてくれた平川。
だからこそ、今回のF1デビューがうれしくてたまりません。
金曜日のFP1を走り終えた翌朝、急遽、土曜日のFP3と予選、そして日曜日の決勝にも出場することになりました。
限られた準備時間の中、予選ではQ1突破を狙える速さを見せ、決勝でも最後まで果敢に走ってくれました。
結果だけを見れば、満足できるものではなかったかもしれません。でも、世界最高峰の舞台で堂々と走る平川の姿は、本当に誇らしかった。
平川がF1のグリッドに並ぶ姿を見たとき、私自身の夢も一つ叶えてもらったような気持ちになりました。
平川、私の夢も叶えてくれてありがとう。
そして、ジーンさん、小松さん、TGR Haas F1 TEAMのエンジニア、メカニック、スタッフの皆さん。
皆さんが平川を信じ、支え、この舞台を用意してくれたからこそ、今日があります。一人のドライバーがF1のレースを走るまでには、本当にたくさんの仲間の力が必要です。皆さん一人ひとりに、心から感謝しています。本当にありがとうございます。
また、平川を支えてこられたご家族の皆さま、諦めずに応援し続けてくださったファンの皆さま、関係者の皆さまにも、心から感謝申し上げます。
平川の走りは、たくさんの子どもたちに夢と憧れを届けてくれました。
平川は、耐久レースではすでに世界の頂点に立ったドライバーです。
次はフォーミュラでも、まずはポイントを獲ること。そして、表彰台に上がること。
その一歩一歩を、私たちもファンの皆さんと一緒に応援していきたいと思います。
そして、いつか日本人ドライバーがF1の表彰台の一番高いところに立つ日を見てみたい。












