韓国球界が日本の逸材に熱視線! “アジア枠導入”で獲得競争が過熱 独立リーグまで広まるスカウト網「NPBを戦力外となった選手もリストアップ」
キム・ヘソン(左)やイ・ジョンフ(右)といったスター選手の流出が相次ぐKBOリーグは、来季から新たな試みを講じる(C)Getty Images
ポテンシャルを秘めた日本人選手に、“隣国”から熱視線が注がれている。
2025年の第1回理事会において韓国野球委員会(KBO)は、KBOリーグでの「外国人選手の「アジア枠」を2026年シーズンから導入すると決めた。これにより現在1球団3人までとなっている外国人選手枠に加え、新たに1人の助っ人(アジア野球連盟加盟国地域の選手と、オーストラリア国籍の選手が対象)の追加が可能となった。
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球団側が選手に支払う総額(契約金、年俸、出来高、移籍金など)は20万ドル(約3100万円)と定められているものの、各チーム間の競争力強化に加え、より円滑な選手補強も可能とする新ルールの導入は興味深いと言えよう。
そうした中でKBOリーグ幹部は、アマチュア時代から実績十分な選手を多く抱えているNPBにも注目しているという。「すでにいくつかの球団が来年から施行されるアジア枠のために準備をしている」と報道した韓国メディア『OSEN』によれば、SSGランダースと斗山ベアーズの幹部は、NPBを戦力外となった選手の動静はもちろん、日本の独立リーグにいる選手のスカウティングも開始。視察する選手の幅を広げているという。
また、「日本のプロ野球でプレーする水準の高い選手が総額20万ドルで、KBOリーグに来る可能性はそれほど大きくない」と説く『SPOTV News』も「独立リーグや社会人選手なら話は違う。20万ドルであれば金銭的には十分な報酬だ」と指摘。日本のアマチュア球界に属する“原石”たちに目が向けられている韓国球界内の情勢を伝えた。






