「今のためにスズキを獲ったんだ!」鈴木彩艶の“正GK起用”は確定か アストン・ビラ指揮官が証言したアルゼンチン代表守護神との競争プラン「現状は悪いシナリオか?」
E・マルティネスから正GKの座を奪えるか。鈴木の起用法が注目される(C)Getty Images
今夏の移籍市場でアストン・ビラに加入した日本代表GKの鈴木彩艶。その立ち位置が明確になった。
現地時間8月21日、アストン・ビラを率いるスペイン人指揮官のウナイ・エメリは、米メディア『The Athletic』などの取材に対して「我々は、将来を見据えたのではなく、今のためにスズキを獲得したんだ。すでに彼は実力を示しており、我々が求めるレベルでプレーできることも証明している」と断言。正GKの役割を与える意向を改めて強調した。
【動画】それを止めるか!パルマを救った鈴木彩艶のファインセーブを見る
契約の内情を考えれば、必然の選択とも言える。パリ・サンジェルマンやユベントスとの争奪戦を制したアストン・ビラは、2031年6月30日までの5年契約を締結。その移籍金は500万ユーロ(約9億2179万円)の出来高ボーナスを含む総額3500万ユーロ(約64億6000万円)と大枚を叩いた。また、英国サッカー界の古豪は、鈴木獲得のために正GKポジションの提供を約束したとも言われている。
もっとも、アストン・ビラは今夏に退団予定だったアルゼンチン代表GKのエミリアーノ・マルティネスの売却構想が暗礁に乗り上げている。
E・マルティネスの売却は、鈴木獲得計画とともに水面下で進められていた。そして、実力派GK獲得を目論んでいたユベントスとのネゴシエーションが合意寸前まで進んでいた。しかし、先の北中米ワールドカップで骨折していた右手指の状態を懸念したユベントスが移籍金の上限(1000万ユーロ=約18億4600万円)を設定。これに2029年6月30日までの契約を残すアストン・ビラは納得せずに決裂した。
決して年俸も安くないE・マルティネスだけに、買い手となる新たなクラブを模索するのも容易ではない。ゆえに今夏に残留する可能性も浮上し、すでに「正GK起用」を明言している鈴木との計画にリスクも生じる。













