平均年齢18.6歳のドラフト戦略に込められた“意図” 松井秀喜新監督の電撃招聘で見えてきた世間を驚かせた強行指名の「背景」
監督として巨人に帰ってきた松井氏。会見ではにこやかな表情も見せた(C)産経新聞社
レジェンドスラッガーが盟主再建の“アイコン”として大役を託された。
10月23日、巨人は後任人事が注目を集めていた来季からの新監督として、球団OBで、MLBの名門ヤンキースでも活躍した松井秀喜氏(現ヤンキースGM付特別アドバイザー)の就任を正式発表。背番号は「90」。同じく球団のレジェンドで、同氏は「恩師」と慕う長嶋茂雄氏が1次政権(1975年~80年)で背負った番号を継承した。
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激動の1年を送った古巣の再建に“ゴジラ(松井氏の現役時代の愛称)”が立ち上がった。会見に出席した山口寿一オーナーから「強いジャイアンツにするには松井監督にお願いするしかないと考えました」と打診を受けたという松井氏は3年オファーを受諾。最終盤まで阪神と優勝を争いながら競り負け、さらにポストシーズンもベイスターズに勝てぬまま力尽きた巨人の立て直しを誓った。
中長期の時間を見据えながら戦力の底上げを図る。このミッションを果たしていく上で前日に行われたドラフト会議での巨人の指名は「意図」を明確に示すものだった。1位で強行指名をした織田翔希(横浜高校)の筆頭に、育成を含めても全11人中8人が高校生(うち一人は現役中学生)という“投資型の方針”を展開。なんと平均年齢18.6歳というフレッシュな戦略を取ったのである。
一部識者やメディア間で疑問符を投げかけられた指名だったが、松井監督はどう捉えていたのか。会見では、その一端も明かされた。テレビ中継で指名の行方を追っていたというレジェンドは、「私もどの選手を指名するか全く知りませんでした。びっくりしました。それが正直なところです」とし、こう続けた。
「私は来年1軍監督ですが、来年の戦力おかまいなしに育成に全振りして清々しい気持ちでございます」












