ノンテンダー西川 巨人獲得にかかる「あの期待と不安」
巨人が、日本ハムを自由契約となった西川遥輝外野手（２９）の獲得に動くことが濃厚になった。西川に関しては複数球団が興味を示しているとされる。
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西川は昨オフにポスティングシステムを利用して米大リーグ移籍を目指したが契約に至らず残留。今季、海外フリーエージェント（ＦＡ）権を取得していた。日本ハムは今オフ大田、秋吉とともに、選手にとって制約がない自由契約（ノンテンダー契約）にしており、去就が注目を集めている。
近年はリードオフマンの固定が課題となっている巨人において、まさに西川は補強ポイントと合致する。今季を含め過去４度（１４、１７、１８、２１）の盗塁王獲得、プロ１１年間の通算出塁率は３８０、通算３１１盗塁を記録。チームは今季、打撃好調な松原が１番を多く務めたが、終盤に打撃不調となったときに同じくチームも失速したことで１番固定がチーム浮上のカギとも見られていた。西川の今季年俸は２億４０００万円（推定）だが、自由契約となったことで金銭補償と人的補償がなくなり、移籍のハードルが下がっていることもプラスに働く。
巨人にとっては「相乗効果」も期待できる。８月に無償トレードで加入した中田とは日本ハム時代から仲の良さで知られており、移籍後、まだペースが取り戻せない中田にとって、仮に西川が加入すれば、心強い味方となるに違いない。
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