野球を変えた男、大谷翔平 元MLB伝説OBの“疑念”を打ち払った驚異的な真価「最初は全てがダメだった」
長きにわたる野球史でも永遠に語り継がれるであろう大谷。その異能さに対する賞賛はいまだ収まる気配がない。(C)Getty Images
去る11月16日、大谷翔平はキャリア2度目のMVPに輝いた。長きにわたるメジャーリーグの歴史でも2度目の満票受賞は史上初の快挙となった。
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23年シーズンにおける彼の個人成績を見れば、ケチのつけようなどない。打ってはア・リーグ最多の44本塁打をはじめ、打率.304、95打点、OPS1.066を記録。一方で投げても2年連続2桁勝利となる10勝（5敗）を挙げ、防御率3.14、167奪三振、WHIP1.06。8月に右肘側副靭帯損傷の大怪我に見舞われ、出場試合数は過去3年で最低ではあったが、投打に渡る活躍は圧巻の一語だった。
多くの困難を乗り越え、堂々たる成績を残した異能の二刀流スター。その凄みは現地の討論番組でも熱く語られた。MLB公式ネットワーク局『MLB Network』の人気番組「MLB Tonight」のホストを務めるグレッグ・アムシンガー氏は「ショウヘイ・オオタニはクレイジーな才能の持ち主だ。私たちはここで両リーグDH制となった球界の現状について話したい」と切り出し、MLBは、彼の偉大さがフィールドから離れないようにとルールを修正しなければならなかった。オオタニルールは本質的に野球を変えてしまったんだ」と強調した。
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