早くも注目の2024FA戦線 球界OBから「出るかなという感じがする」と予想される強打の捕手とは
大城は二軍降格となり、現在ファームで調整中だ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
早くも今オフのFA戦線の行方が注目を集め始めている。
特に今季は、「捕手FA」ともいわれている。巨人では国内FA権を取得予定の大城卓三が現在、打撃不振もありファームで調整中。他球団でも多くの主戦捕手がFA年を迎えるとあって大規模”地殻変動”が起きるかと、注目されている。この点について、球界内からも様々な考察の声が出ている。
【FA戦線2024年】巨人大城&中日キノタクが争奪戦か?現時点で考える2024年FA戦線について語ります!【プロ野球】
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は5月12日に自身のYouTubeチャンネルに「【FA戦線2024年】巨人大城&中日キノタクが争奪戦か?現時点で考える2024年FA戦線について語ります!【プロ野球】」と題した動画を更新。今オフのFA戦線を独自の視点で語っている。
FAについて高木氏は各球団、シミュレーションなども行いながら、早めに準備を進めているはずと指摘。その上で、FA取得者も「本人も球団に残るか、残らないかのボーダーラインはある程度決めていると思う」と話した。
その上で今オフのFAに関して「大注目は大城だよな」と高木氏。順当にいけば今季が国内FA取得年となる。現在ファームで調整中の大城に関して「この先どういう扱いになるかわからないけども、この先同じような扱いになると、(球団を)出るかなという感じがする」と予想した。
昨年主戦捕手として先発マスクを最も多く任された大城は、今季、ベテランの小林誠司、岸田行倫との併用となっている。今月8日に打撃不振などを理由に抹消された。自身も現役時代「打てる捕手」として知られた阿部慎之助監督は大城に対して、ベテランの小林などの捕手としてのふるまい、所作を学んで欲しいとも語っている。ただ、捕手の在りかたというのは"正解"もないため、「起用法が現状のままであれば、残って(監督の下で)修行するというのは厳しい」(高木氏)という見方も示した。