韓国震撼の一大事へ! バド女子金メダリストの“爆弾発言”に協会は「軋轢はない」と真っ向否定も逆風は強まる【パリ五輪】

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表彰台では充実感に満ちた表情を浮かべたアン・セヨン。(C)Getty Images

 金メダルを手にしたアスリートによる勇気ある告発は、大きな波紋を呼んでいる。

 発信者となったのは、現地時間8月5日に行なわれたパリ五輪・女子バドミントンの個人シングルスで見事優勝を飾った韓国のアン・セヨンだ。同国バドミントン界に28年ぶりの五輪金メダルをもたらした22歳の若きエースは、決勝後のインタビューで「私の膝の負傷の状態は思ったより深刻でした。すぐに良くなるようなレベルではなかったのに、協会はとても軽いものだと考えていたのです。代表チームへの失望は大きい」と韓国バドミントン協会への不信感を赤裸々に明かしたのだ。

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 韓国中が感動した直後の“爆弾発言”に対する衝撃は、「夢をかなえるまでの原動力は怒りだった。これ以上、代表チームを継続するのは難しい」と代表引退も辞さない本人の強い決意によって、国内で大きく広まった。

 もっとも、問題視された協会側はアン・セヨンの告発に誤解などがあると、全面的に否定。現地時間8月6日に選手たちに先立って帰国したキム・テクギュ会長は「軋轢はない」と断言。さらに同協会は本人が不満を抱えた治療についても、1100万ウォン(約110万円)以上の経費を要し、支援していたと主張した。

 だが、アン・セヨンの告発をキッカケに、協会側の過去の不正や緩慢運営などが次々に掘り起こされている。韓国の日刊紙『朝鮮日報』は「選手がエコノミークラスで移動なのに、幹部はビジネスで移動」「派遣した選手より、幹部のほうが人数多い」などの悪評を報道。もはや逆風は強まる一方だ。

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