NPBはどうする? 故障者増加でピッチクロックに懸念 米韓で現場から嘆きの声「投手が不利に」「怪我が蔓延している」

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大谷も昨季に違反を取られたピッチクロック。MLBで設けられているルールは、今季も物議を醸す気配が漂っている。(C)Getty Images

 投手たちにかけられる“制限”は今季も物議を醸しそうだ。

 メジャーリーグは昨季から試合時間の短縮などを目的とした「ピッチクロック」という独自のルールを導入した。

【動画】史上初、大谷翔平が投打の両方でピッチクロック違反を取られたシーンの映像





 これは投手がボールを受けてから、ランナーがいない場合は15秒以内、ランナーがいる場合には20秒以内に投球動作に入らなければいけないというもの。打者も制限時間の残り8秒までに投球に備えなければならない。

 たしかに一定の効果を出ている。昨季のメジャーリーグの9イニング平均の試合時間は2時間40分と前年から25分近くも短縮。スピーディーな試合展開が続いた影響もあり、観客動員数も前年比で9.5%アップの7074万7365人となった。当然ながら施策を「成功」と踏んだMLBは、今季から秒数をさらに短縮。ランナーがいる場合の時間を20秒から18秒とした。

 もっとも、影響を受ける選手、とりわけ投手たちからは不満の声が上がっている。

 昨季にナ・リーグの最多勝と最多奪三振のタイトルを獲得したスペンサー・ストライダー(ブレーブス)は、米紙『USA Today』で「これだけ怪我が蔓延しているのにもかかわらず、リーグはピッチクロックの短縮やロースターの投手数の制限など、怪我を助長しかねないルール変更を行なっている」と断言。「怪我人の割合が増えているのに、どうして話し合うこともなく、ピッチクロックを短縮させることができるのか。俺には分からない」と嘆いている。

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