阿部巨人の5番打者構想、結局どうなる?浮上する「最適解」とは

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大城は昨年リーグ最多タイの犠打記録を作った(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 4季ぶりのV奪回を目指す巨人では、阿部慎之助新監督が今季どんな打線を組んで戦いを挑むのかも注目を集めている。

 近年固定できず課題となっている1、2番候補には足も使える吉川尚輝、新遊撃手の門脇誠などの名前もあがる中、注目を集めているのは、クリーンアップの一角、5番打者にもある。

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 昨年までは中田翔など勝負強い打者が入ることも多く、ポイントゲッターとしての役割が期待される。一方、阿部監督はすでにチーム構想として、3番・坂本勇人、4番・岡本和真を主軸に置く中、5番にはバントなどもできる万能型の選手を置きたいと明かしている。

 当初は今季がプロ2年目の浅野翔吾やドラフト3位ルーキーの佐々木俊輔なども候補に挙げていたが、浅野はヘルニアの影響でキャンプ3軍スタート、佐々木も初の実戦となった紅白戦で白組の「5番・中堅」として出場したものの、4打数無安打2三振に終わった。強心臓ルーキーともいわれる佐々木の成長を見守っていく形となるが、いきなりルーキーイヤーからクリーンアップ抜擢というのもなかなか荷の重いスタートとなりそうだ。

 そこで浮上するのは、ベテラン坂本の名だ。球界内では一発もあり、勝負強い坂本を5番打者に推す声もある。昨季は打率・288、22本塁打、60打点をマーク。故障離脱もありながら、19年以来の20発超えと衰えぬパワーを示した。

 今季は三塁に新コンバートとなり肉体面の負担軽減にもつながることで、打撃面では優位に運ぶことも予想される。

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