【巨人】坂本勇人 現状維持で契約更改 プロ18年目シーズンへ 「新たな目標」「V奪回のための条件」とは

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来季は三塁手としての守備シーンも注目となりそうだ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人坂本勇人内野手が12月5日、契約更改交渉を行い、現状維持の6億円(年俸は推定)でサインした。

 今季は開幕直後の極度な不振や右太ももの肉離れもあり、前半戦は心配されたが、後半戦に入って持ち直し、結果的に116試合に出場、打率・288、22本塁打、60打点。中でも本塁打は2019年以来となる20本塁打超えと手ごたえを感じるシーズンともなった。

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 自身のキャリアにとっても大きな転換期を迎えた。9月からは原辰徳前監督の勧めで三塁へ本格コンバート。ここまで球界を代表するショート・ストップの座を死守してきたとあってこだわりのあるポジションを離れることに関しては思いもあっただろうが、一方で本格コンバートされた三塁ポジションでもあっという間に高い適応能力を見せ、球界OBからもその高い守備力が改めて称賛された。

 今季セ・リーグの三塁手としてゴールデン・グラブを受賞したのはDeNAの宮崎敏郎だったが、来季坂本が故障なくシーズンの大半を過ごせれば、三塁手としてゴールデン・グラブを受賞するのも夢ではない。

 遊撃、三塁手と複数ポジションでゴールデン・グラブを受賞した選手といえば、これまでも宮本慎也氏や石井琢朗氏、鳥谷敬氏など名だたる守備の名手の名前が挙がる。

「現役最強遊撃手」ともいわれた坂本が新ポジションでどんな躍動した姿を見せてくれるのか。この点は坂本にとっても新たな目標ともなり、ファンは楽しみが増えそうだ。

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