春の侍ジャパンメンバーを考える【野手編】 大学生含めフレッシュな顔触れに期待

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 二遊間の中心は中野、源田のWBC組だろう。ともに堅守を誇り、センターラインをがっちりと守ってもらいたい。紅林は本来ならアジアCSでも呼ぼうとした選手。日本人では珍しい大型遊撃手なので、彼が遊撃にハマるとチームのスケールがより大きくなるだろう。

 そして、宗山だ。明治大では下級生の頃から遊撃のポジションをつかみ、今秋のドラフトでは複数球団の入札が確実視されている。東京六大学では鳥谷敬以来の大物だ。数年後のトップチームを見据えた時に、今から先行投資しておくのは悪くない。

 外野手はWBC組から近藤、アジアCS組からは万波と森下を選出。この3人はこれまでの経験を今春も発揮してもらいたい。塩見は数少ないセンターを守れる選手として重宝しそうだ。

 田村と西川は大抜擢と言って良い。田村は昨季デビューした高卒3年目で、NPB通算8安打と実績は乏しいものの、鋭いスイングはチームの他の打者とも遜色ない。西川は青山学院大の主砲で、大学ジャパンでも3年時から4番を張っている。貴重な和製大砲として経験を積みたい。

 今回のシリーズは11月のプレミア12、そして2026年のWBCを見据えたものである。新顔を交えて、最強の侍ジャパンを作っていってもらいたい。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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