大谷翔平は20日の開幕戦後に事態を把握 米ESPNが水原氏の違法賭博疑惑を追報「別の通訳からの説明を受けて理解した」
蜜月の関係にあった大谷と水原氏。それだけに今回の騒動は大きな物議を醸している。(C)Getty Images
大谷翔平（ドジャース）の専属通訳を務めていた水原一平氏が違法賭博に関与していた疑いなどで球団から解雇された問題は、波紋を広げ続けている。
水原氏をめぐっては、米スポーツ専門局『ESPN』など複数の米メディアが、同氏の違法賭博への関与が浮上し、大谷の弁護士から告発されたと報道。米連邦捜査局（FBI）の捜査により、大谷の口座から違法ブックメーカーへの電子送金額が「少なくとも450万ドル（約6億8000万円）である」（『ESPN』より）と判明。世間を騒然とさせる事態となっていた。
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気になるのは、水原氏の証言が二転三転している点だ。19日に「ESPN」の取材に応じた水原氏は、昨年末に自身の抱えた負債の肩代わりを大谷に依頼。これについて「当然、翔平は事実に喜んではいなかったが、私がこれからギャンブルをしないよう助けると言った。彼は肩代わりしてくれることを決断した」と説明していた。
しかし、取材翌日に大谷の広報担当がこれを否定し、水原氏もこの点を撤回。「翔平は賭け事にはまったく関与していない。これが違法だとは知らなかったことを知ってほしい。私は教訓を得た。もうスポーツギャンブルは二度とやりたくない」と断言。改めて自らの過ちであったことを強調した。
大谷の関与があったのか否かは、現時点では「なかった」となっている。この点を追報した『ESPN』は、球団関係者の話として、20日の開幕戦後に水原氏がクラブハウスで「ギャンブル依存症」であることを選手たちに告白。大谷も「その時に別の通訳からの説明を受け、初めて何が起こっているのかを理解し、事態を完全に把握した。そして、自らの銀行口座からお金がなくなっていると気づいた」という。
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