【男子バレー】「日本の壁を攻略した」全勝対決を制したイタリアが歓喜 第1セットの「教訓を胸に刻んだ」と逆転勝利を評価

タグ: , 2024/5/26

日本はブラジルラウンドを3勝1敗。福岡ラウンドでは石川祐希、高橋藍が参戦予定だ(C)Getty Images

 バレーボールのネーションズリーグ(VNL)が現地時間5月25日(日本時間26日)、ブラジル・リオデジャネイロで行われ、ここまで3連勝の男子日本代表がイタリア代表と対戦し、セットカウント1ー3(25-23、16‐25、17‐25、17-25)で敗れ、今大会初黒星を喫した。この結果、日本はブラジルでの予選ラウンド第1週を3勝1敗という成績で終えている。

【動画】開幕3連勝!男子バレー日本代表がキューバをフルセットの末に撃破





 前日、キューバとフルセットの末に競り勝つという激闘を演じた日本は、この日も第1セットで高いパフォーマンスを発揮した。序盤ではイタリアにリードを許すもその後に追いついてからは一進一退の攻防が続き、終盤の宮浦健人の得点で21-21と並ぶと、直後に甲斐優斗のバックアタックが決まり逆転。その後、22-23とリードを許すも、相手のサーブミスなどもあり再逆転に成功。最後は甲斐が決めて、接戦を制している。

 そこから2・3・4セットを連続で落とし世界王者イタリアの前に敗れるも、日本らしい粘りもみせており、来月からの福岡ラウンドへつながる戦いを展開した。また、すでに出場権を手中に収めているパリ五輪を見据えた戦術を繰り広げ、フィリップ・ブラン監督による様々なトライが行われた大会第1週の締めくくりとなった。

 一方で、このVNLで五輪出場権獲得を目指すイタリアはこの一戦に勝ったことで、試合終了時での世界ランキングでは日本と入れ替わり3位に浮上、国内メディアからは安堵の声も聞こえてきている。

 スポーツサイト『La Gazzetta dello Sport』では、試合終了後、日本戦の結果を報じており、「ドイツとイランに勝利したイタリアは、アルゼンチン、セルビア、キューバをすでに倒しており、このネーションズリーグ第1週で最も難しいチームである日本を相手にハットトリックを達成した」とレポート。

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