「観るものに感動を与えた」卓球女子団体、決勝で名勝負を演じたダブルスの攻防に中国メディアが賛辞「大きなプレッシャー」【パリ五輪】

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日本は決勝で中国にストレートで敗れたものの、内容に目を向けると将来に期待が持てるものだった(C)Getty Images

 パリ五輪の卓球競技最終日となった8月10日、女子団体決勝が行われ日本と中国が対戦。2大会連続、同じ顔合わせとなったファイナルは、中国が3-0で日本を下し、金メダルを獲得した。日本はストレートで王者中国に屈し、東京五輪、世界選手権に続き、またも世界の頂点に届かなかった。

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 日本は今大会、団体戦でも金メダル獲得とはならなったが、3試合の中では中国をあと一歩まで追い詰める場面もみられた。第1試合のダブルスで、日本は今大会初めて早田ひなと張本美和がコンビを組み、陳夢・王曼昱のペアに挑んでフルゲームの熱戦を演じている。

 序盤から積極的なプレーをみせる早田・張本ペアが1ゲーム目を11-9で先取すると、続く2ゲーム目は陳夢・王曼昱ペアが11-6で奪い返す。3ゲーム目では5-6から日本ペアが怒涛の6連続ポイントを挙げ、逆転で勝利。張本の気迫あふれるフォアの強打、さらにバックハンドも冴えわたり中国ペアに付け入る隙を与えなかった。

 だが、中国ペアもこのままでは終わらなかった。11-6で4ゲーム目をものにしタイに持ち込むと、最終ゲームでは、5-9の劣勢を跳ね返す執念をみせる。逆転で先にマッチポイントを掴むと、デュースにもつれた末、最後は12-10で日本ペアを振り切った。

 4選手により繰り広げられた、五輪決勝での激闘は、勝敗を超え人々の胸を打ったことは間違いない。中国メディア『捜狐』でも決勝戦終了後、このゲームを大きく報じている。

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