苦難はねのけた井岡一翔に海外メディアの反響やまず!米老舗サイトはエストラーダ、ゴンサレス戦を予想「大晦日、日本での興行はどうだ?」

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フランコを下して新王者に輝いた井岡。次の試合が楽しみだ(C)Getty Images

 6月24日に行われたプロボクシングWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチで、前WBO同級王者・井岡一翔(志成)がジョシュア・フランコを判定で下し、王座戴冠となった。新王者・井岡にとっては昨年大晦日に統一戦として拳を交え、ドローに終わった悔しさを晴らす結果となったが、選手同士、さらにはファン、関係者も複雑な思いが入り混じる中で行われた試合だった感は否めない。

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 試合直前になっての井岡の禁止薬物検出報道や、フランコの2㎏以上の体重超過など、世界王座戦としては極めて異様な事象が相次いだ中で、挑戦者が執念をみせベルトを手中におさめた。

 4階級制覇王者である井岡が心身両面で大きなハンデを背負いながらも、12ラウンドを戦い抜き再戦を制したこの一戦、海外ではさまざまな反響があがっており、今なお鳴りやまないようだ。

 米メディア『BOXINGSCENE』では現地時間6月27日(日本時間28日)、井岡とフランコのタイトル戦を振り返るトピックを配信している。

 その中では「フランコは1300発以上のパンチを放ったと記録されており、イオカのパンチは900発に届かなかったが、ほぼ全ラウンドでフランコを圧倒した。タイミング、正確さ、バランス……、それらは、イオカが10年以上にわたってボクシング界で最も安定したボクサーとして知られることになったスキルであり、土曜日に日本で行われた試合ではそのすべてが発揮された」と戦いぶりを評している。

 さらに「イオカは4階級でタイトルを獲得し、現在ではその4階級で同級トップ10にランクされるファイターに数多く勝利している。彼は過去10年で最も実績のあるファイターの一人である」と新王者を称える言葉を並べた。

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