「疑問を払拭した」今春打率4割超えの“天才”イ・ジョンフに米韓メディアも熱狂「誰に対して『払いすぎだ』というのだろう」

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好アピールを続けているイ・ジョンフ。そのパフォーマンスには各国メディアから熱視線が注がれている。(C)Getty Images

 期待の“大物ルーキー”の躍動が続いている。今オフにメジャーリーグの名門ジャイアンツと6年1億1300万ドル(約163億8500万円)の大型契約を締結したイ・ジョンフだ。

 昨年12月の契約後には高額契約がゆえに「パニックバイだ」とも揶揄されたイ・ジョンフ。だが、今春のオープン戦では「韓国のイチロー」と評される才覚を遺憾なく発揮し、多くの称賛を集めている。

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 現地時間3月6日時点で、5試合に出場しているイ・ジョンフは、打率.462、1本塁打、3打点、長打率.769、OPS1.302とハイアベレージを記録。課題と目されていた長打力もアピールし、周囲の下馬評を覆すような適応力の高さを見せている。

 まだ春先とはいえ、好結果を残す25歳には、地元メディアでも垂涎の的だ。サンフランシスコの日刊紙『The Mercury News』は「サンプルは少ない」と前置きしつつ、「イ・ジョンフは確かに任務を果たしている。1億1300万ドルの6年契約を結んだチームにとっては何とも心強い兆候だ」と称えた。

 無論、韓国国内では小さくない話題性を誇っている。スポーツメディア『OSEN』は、「一体、誰に対して『払いすぎだ』というのだろうか」と指摘。開幕前に順調な調整ぶりをうかがわせているイ・ジョンフの活躍をふまえ、「彼の契約は2023年にレッドソックスと契約した日本の天才打者である吉田正尚の5年9000万ドルを超え、メジャーリーグに進出したアジア人打者で歴代最高額を更新した。これは何の間違いでもなかった」と強調した。

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