新たなメジャー覇者誕生なるか⁉「エビアン選手権」に参戦する日本勢が意気込み

タグ: , , , , 2023/7/27

エビアン選手権で新たなメジャー覇者は生まれるだろうか(C)Getty Images

 今シーズンのメジャー大会第4戦「アムンディ・エビアン・チャンピオンシップ」。会場はレマン湖を見下ろすアルプスの山々に囲まれたロケーションにあり、美しい景色が魅力のリゾートコースだ。1904年設立という歴史あるコースで、2013年に大会がメジャーに昇格する際に、グリーンのすぐ手前まで池を配置したり、急勾配のマウンドを整えるなど大規模な改修を行なった。大会中は深いラフや速いグリーンが設定されるなど、選手たちは緻密なマネジメントが要求される。

 メジャー昇格前ながら過去には宮里藍が優勝するなど、複数の日本勢が本大会で好成績を残していることから、日本勢と好相性の大会としても知られており、新たなメジャーチャンピオン誕生にも期待がかかる。そんな大一番を控えた日本勢からインタビューが届いた。

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畑岡奈紗

Q.2週間のオフではどのような調整をしていましたか?
「日本に帰国して、休みの方がメインにはなりましたが、トレーニングと練習もしっかりできたと思います」

Q.昨年からスイング調整を続けて、コースでもだいぶご自身の感覚と合うようになってきたと思いますが、そのあたりの手応えはどうですか?
「昨年の2月からコーチとスイングについて色々取り組んでいましたが、これまでコース上では前のスイングが出てしまったりするなど、微妙な時期がありました。ですが今年に入ってからはコースに出てからも、ちゃんといま取り組んでいることができる頻度は増えてきたかな、と思います」

Q.昨年のこの大会では66という素晴らしいスコアでしたが、コースの印象を改めてお聞かせください。
「フェアウェイが去年に比べると柔らかくて、ティーショットでなかなか距離が稼げないなと思いました。それとグリーンも柔らかくなっているので、去年ほどランアウトしてしまうのを警戒するというよりは、逆にしっかりピンまで打っていかないといけないところもあると思うので、また違った攻め方になるかなと思います」

Q.この大会は日本の選手との相性が良いと言われていますが、畑岡選手的にはどういったところにその要因があると思いますか?
「私自身はあまり得意な意識はなくて、もっと攻略していきたいなっていう気持ちの方が大きいですが、(宮里)藍さんも優勝されていますし、去年は(古江)彩佳ちゃんや(西郷)真央ちゃんも上位で戦っていて、たしかに日本人と相性の良いコースなのかな、とは思います。アップダウンやサイドヒルも結構あるコースですが、そういうところは日本で慣れている部分もあるので、そこも要因のひとつなのかもしれないですね」

Q.メジャー第4戦での目標を聞かせてください。
「エビアンは今回で6回目になると思いますが、唯一トップ10にまだ入れていない試合なので、まずはそこを目指していけるような順位で回りたいです。今年のメジャーも再来週の全英AIG女子オープンを含む残り2試合なのでしっかり頑張って、自分の一番の目標であるメジャー優勝ができるようにしたいなと思います」

古江彩佳

Q.2週間のオフがありましたが、どんな調整をしてきましたか?
「一旦日本に帰って、少しだけコーチのような存在の父と一緒に練習したり、基礎練習をしたりという感じで。早めにフランスには入ってきていて、リラックスできたかなと思います」

Q.今シーズンは毎試合調子が良い印象ですが、2年目そういった結果が残せている要因はありますか?
「上位争いができているのは本当に嬉しいです。2年目で慣れてきたというのもすごく大きいかなと思います。英語も去年よりは聞き取りやすくなったり、スケジュールなども自分でうまく調整しながらできているかなと思います」

Q.エビアンというと、古江選手にとって思い入れの大きい大会だと思いますが、改めてコースの印象はどうですか?
「傾斜が本当にすごくいっぱいあったり、グリーン上も乗せるところによってはすごく難しかったりというのがこのコースの特徴かなと思います」

Q.日本選手とエビアンのコースは相性が良いと言われていますが、古江選手にとってはどんなところが相性が良いと感じていますか?
「たまたま2回出たことがある時に成績が良かっただけかもしれないんですけど(笑)、距離がメジャーにしては短かったりするところが、自分にとってはスコアが出せているところではあるかなと思います」

Q.明日から本戦が始まります。今週の目標をお聞かせ下さい。
「まずは予選通過を目指して、そこからまた上位争いができて行けたらいいなと思います」

笹生優花

Q.結構特徴的なコースですが、改めて印象を聞かせてください。
「このコースを回るのは2年目になりますが全然変わってないです。アンジュレーションが多いというのもありますし、傾斜がきついホールが多いので、そういうところが特徴的だなと思います」

Q.そういうコースは得意ですか?
「あまり得意ではないと思います(笑)」

Q.特徴的な打ち下ろし等もありますが、ここは注意しなきゃいけないなと思うホール等はありますか?
「いくつかありますが、2番のパー3の打ち下ろし。打ち下ろしだけだったらすごく難しいという事は無いんですけど、グリーンの傾斜がすごく多いので、ポイントで乗せなければいけないのが難しいです」

Q.フランスは料理もおいしいですが、好きな食べ物とかはどうですか?
「フランス料理ってこっちに来てから食べたことがなくて、パンぐらいしか食べたことがないです(笑)」

Q.明日からいよいよ本戦が始まりますが目標を聞かせてください。
「やることをしっかりやって、楽しんで頑張れればなと思います」

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