イチローを超え、“最後の4割打者”にも並んだ吉田正尚 巧打者ぶりが際立つ日本人に賛辞続々「三振は一つだけだ」

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イチロー(左)の持つ日本人記録を塗り替えた吉田(右)。その打棒はますます勢いを増している。(C)Getty Images

 日本球界が生んだ強打者がメジャーリーグを舞台に大暴れを続けている。今季から名門レッドソックスに入団した吉田正尚だ。

 現地7月14日に行なわれたカブス戦に「2番・指名打者」で先発した吉田は、9回表に、この日の2安打目(5打数)を放ち、メジャーに所属する日本人選手の最長記録を更新する8試合連続マルチ安打を達成した。

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 土壇場で“大記録”は生まれた。7回の第4打席に相手のレフトとセンターがお見合いする形でのラッキーなポテンヒットを記録していた吉田は、第5打席に相手右腕ハビエル・アサドと対峙。カウント3-2から投じられた7球目のシンカーを鮮やかにレフト前に弾き返してヒットに。これでイチロー氏が保持していた記録を更新した。

 チームの8対3での快勝劇をおぜん立てし、後半戦白星スタートに貢献した吉田。直近7試合で打率.467、出塁率.484と文字通り絶好調の日本人スラッガーには、アメリカの識者たちからも賛辞が止まらない。

 2015年からレッドソックスのアナリストを務めているJ.P.ロング氏は、今回の8試合連続マルチヒットが、同球団の左打者ではテッド・ウィリアムズ以来最多タイ記録であると紹介。さらに「8試合連続記録を更新中のヨシダの三振は一つしかない」と類まれなスキルを強調している。

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