なぜ韓国MVPの“最強助っ人”は阪神で失敗したのか? 古巣復帰のロハスJr.が回顧した日本時代「悪い状態を引きずった」

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韓国ではMVPにも輝き、「王」の異名を取ったロハスJr.。しかし、そのパフォーマンスは阪神では続かなかった。(C)Getty Images

 日本での“失敗”を糧に、元虎助っ人は捲土重来を期している。昨年12月に、KBO(韓国プロ野球)リーグのKTウィズと再契約を締結したメル・ロハスJr.だ。

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 21年から約2年間、阪神に在籍したロハスJr.。ただ、日本での成績は決して芳しくはなかった。前年にKOB(韓国プロ野球)リーグで打率.349、47本塁打、135打点、OPS1.097というハイアベレージを残した「最強助っ人」として鳴り物入りで入団した33歳だったが、新型コロナウイルスの感染拡大でチーム合流が遅れた影響もあって成績が低迷。NPBでの2年間で通算打率.220、17本塁打、48打点、OPS.697と結果を残せぬまま自由契約の憂き目に遭った。

 阪神退団後はメキシコリーグの3球団でプレーし、徐々に復調。今オフにはドミニカでのウインターリーグで6本塁打、19打点、OPS.848と結果を残すと、韓国時代の古巣であるKTウィズと1年90万ドル(約1億3050万円)の再契約を勝ち取った。

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