ドジャース激震のベッツ骨折 不可抗力で起きた緊急事態に米メディアも嘆き「気分が悪くなる一方。本当に最悪の週末だ」

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内角へのストレートを左手にもろに受けたベッツ。彼は骨折による長期離脱を余儀なくされた。(C)Getty Images

 ドジャースにとってまさに緊急事態だ。

 6月16日に本拠地で行われたロイヤルズ戦で衝撃が走ったのは7回だった。7回二死一塁でムーキー・ベッツが打席に立つと、ロイヤルズ2番手のダン・アルタビーラがインコースに投じた97.9マイル(157.5キロ)の4シームが左手を直撃。その場にうずくまった背番号50は苦悶の表情を浮かべた。

【動画】ドジャースに衝撃!ムーキー・ベッツが左手に死球を受けて骨折





 骨折だった。手術の必要はないとされたものの、長期離脱は免れられない状態となった。試合後の取材対応で「良いスライダーを投げる投手の球から逃げるわけにはいかない。だから立ち向かった」と死球の瞬間を振り返ったベッツは「当たった直後は骨折なのかはわからなかった。痺れて、とにかく痛かった」とも吐露。「今後については正直まだわからない。手に当たったのは初めてだ。もちろん仲間を見守り、応援するけど、それ以外は精神的休養期間と捉えて回復を待つしかないね」と複雑な胸中を打ち明けている

 無論、「スター軍団」と言われるドジャースにとってもチームの根幹を揺るがす一大事である。今季のベッツは打率.304、10本塁打、出塁率.405、OPS.893のハイアベレージを記録。大谷翔平の前を打つ1番打者としてチームに欠かせない存在だった。

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