「勝った方が優勝する」イラン国内で強まる森保Jへの警戒 代表OBは「日本戦でミスは許されない」と断言【アジア杯】

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日本戦ではエースのタレミ(9番)を欠くイラン。ゆえに緊張感は高まっている。(C)Getty Images

 ベスト4進出を懸けた決戦に、イランは並々ならぬ闘志を燃やしている。

 現地時間1月31日、カタールで開催中のアジアカップはラウンド16が行われ、イランはシリアをPK戦の末に撃破。苦戦を余儀なくされたが、なんとかベスト8に駒を進めた。

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 1-1で迎えた81分に、エースのメフディ・タレミが2枚目のイエローカードで退場となったイラン。数的不利の状況に追い込まれたが、局面での身体を張った手堅い守備でシリアに応戦し、延長戦を含め最後まで逆転弾は許さず。迎えたPK戦も5人全員が成功させると、守護神アリレザ・ベイランバンドも見事なショットストップを披露。カタールで快哉を叫んだ。

 昨冬のカタール・ワールドカップ後から17戦無敗としている“ライオンズ”(イラン代表の愛称)。その勝負強さゆえに、日本と対峙するベスト8に向けては、国内でも機運が高まっている。元イラン代表DFであるモハメド・マハダヴィ氏は、母国の通信局『IRNA』で「90分で試合を終わらせられなかったが、我々は良い試合をした」と称賛。そのうえで「残念ながら、日本戦はタレミがいない。彼は今のチームの攻撃における柱だ。コーチ陣が最高の代役を見出せるかはカギとなるだろう」と、日本戦に向けた分析を展開している。

「(シリア戦の)前半は選手たちの最高のパフォーマンスが見られた。だから、私はハイスコアの試合が見られると思っていたが、後半は選手たちの個人的なミスや集中力の欠如で苦戦を強いられてしまった。

 次の試合では余計な警告などを受けず、精神的にも集中してほしい。土曜日に迎える日本との重要な試合で、今回のようなミスを犯せば、決勝進出に向けた可能性を失う。私は選手たちが、再びミスをしないことを願っている」

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