村上宗隆が高める“日本野球の価値” 元Wソックスの名将が米スカウトの見識に異論「野球を考えすぎ。何でもかんでも分析しすぎ」

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 村上宗隆(ホワイトソックス)の“ブレイク”によって、日本球界に対する評価も高まっている。

 開幕から和製大砲の勢いは止まらない。3、4月に12本塁打を放ちロケットスタートを切った村上は、他球団の警戒が強まる5月も好調を維持。打率こそ.230ながら、出塁率.361、長打率.561、OPS.922と「一流」と呼べるハイスタッツを叩き出している。ここまでの成果は、2022年にNPBで三冠王に輝いた高いポテンシャルが活かされていると言えよう。

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 もっとも、下馬評は決して高くはなかった。現地時間5月8日に配信された米スポーツ専門局『ESPN』の記事では、匿名で取材に応じたア・リーグ球団関係者が「(球界関係者の)誰にとっても大きな過ちだった」と吐露。自分たちの分析の甘さを認め、「(MLBの)投手レベルが向上している中で彼の活躍を予測するのは難しかった。指標の予測モデルの盲点であり、どのチームにとっても自信を損なう結果とも言える」と語った。

 まさしく米球界の見方を覆したと言える。そんな村上の活躍を目の当たりにし、百戦錬磨の名将が興味深い持論を展開した。

 米イリノイ州地元局『Chicago Sports Network』の解説を務め、2005年に指揮官としてホワイトソックスを世界一に導いたオジー・ギーエン氏は、同局での解説内で「MLB球団のフロント陣の中には、自分たちが全てを知っていると思っている人たちもいる」と吐露した。

 その上で「しかし、彼らは、日本の野球がどのくらいレベルが高いのかを見落とした」と村上獲得から撤退した球団の存在を皮肉るように、「日本野球の価値」を語った。

「ムラカミは日本にいたんだ。要するに私が言いたいのは、球界の幹部たちは、野球を考えすぎていて、何でもかんでも数字だけを分析しすぎなんだ。過大評価は良くないが、彼は日本のプロ野球界でMVPにもなり、年間で56本塁打も放った男だ。ベネズエラとかのウインターリーグじゃないぞ? アメリカのメジャーリーグでプレーできる実力を持った選手たちのいる日本で打ったんだ」

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