東京ドーム決戦に米メディアも関心 井上尚弥の“悪童退治”にも熱視線「ネリは日本のファンの逆鱗に触れた」

タグ: , , , , , 2024/1/28

井上とネリの一戦は日本国内だけでなく、世界各国の注目を集めている。(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext、(C)Getty Images

 井上尚弥(大橋)が迎える“決戦”に対する関心度は日に日に高まっている。

 今月24日に米スポーツ専門局『ESPN』など複数の海外メディアが、今年5月6日に東京ドームで元世界2階級王者ルイス・ネリ(メキシコ)とのタイトルマッチ合意をすっぱ抜いて以来、正式発表を待つのみとなった感があるマッチアップには熱視線が注がれ、井上に対する話題も尽きない。

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 東京ドームでボクシングの興行が実施されれば、1990年2月のマイク・タイソン(米国)とジェームス・ダグラス(米国)の一戦以来の歴史的出来事になる。いままでに数多の土地で戦い抜いてきた井上にとっても、5万人以上の観客動員も見込める大舞台は初。否が応でも興奮をさせられる一戦になり得る。

 当然、井上の“ビッグマッチ”には、海外メディアも興味津々と言った様子だ。米専門サイト『Boxing 247』は、「怪物が東京ドームで帰ってくる」と銘打った記事を掲載。そのなかで対戦が有力視されるネリについて「日本における彼を侮ってはいけない。ネリは爆発力のあるパンチャーであり、日本にいると真価を発揮する。彼は日本のファンの前で戦うと新たなレベルに達する」と強調。日本で2戦無敗と「結果」を残している29歳の功績を称えた。

 もっとも、ネリの行った日本での2戦には日本ボクシング界との遺恨がある。いずれも山中慎介との戦いだったのだが、2017年8月の第1戦ではドーピング検査での違反が判明。翌年3月に行われた再戦では大幅な体重超過を犯していた。これによって彼は、WBCからのタイトル剥奪に加え、JBC(日本ボクシング・コミッション)からの日本国内での無期限活動停止という厳罰を受けていた。

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