今季絶望で“ガラスの天才化”!? 過去6年で7度も重傷を負ったネイマールの嘆きたくなる「悲劇的な負傷歴」

タグ: , , 2023/10/19

負傷箇所を抑えて、叫ぶネイマール。セレソンのエースが、こんな痛々しい姿を見せるのは初めてではない。(C)Getty Images

 セレソンの至宝は、なんとも痛々しい姿で会場を去った。

 現地10月17日に行われた北中米ワールドカップ南米予選のウルグアイ戦で、ブラジル代表FWのネイマールは、前半アディショナルタイムに相手MFのニコラス・デ・ラ・クルスと接触。踏ん張ろうとした際につまづいて転倒し、左膝の前十字じん帯断裂および半月板損傷の重傷を負った。

【動画】涙の退場劇 ネイマールの今季絶望の大怪我を負ったウルグアイ戦のハイライト





 不安げなチームメイトたちに見守られながらストレッチャーに乗ったネイマールは目頭を押さえながら控室へ。試合後には松葉杖をつきながら無言で会場を去り、怪我の大きさを感じさせた。

 今回の重症によってネイマールは、最低でも8~10か月の離脱を余儀なくされると見込まれている。手術とリハビリの経過にもよるが、少なくとも今季中の復帰は絶望的だと考えられる。

 もっとも、これまでも相手守備陣の執拗なマークを受けてきたネイマールが、選手キャリアが危ぶまれるような怪我を負うのは初めてではない。とりわけ過去6年間には7度も重傷を負い、2017-18シーズン以降はフルシーズンを戦いきれずにいる。

 2018年2月に右足の第5中足骨亀裂で3か月の離脱を余儀なくされたネイマールは、戦線に復帰していた2019年1月に再び右足の中足骨骨折。なんとかピッチに舞い戻った同年6月には右足首の靭帯を断裂し、またも長期離脱を余儀なくされた。

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