「ササキのあんな笑顔は見られなかった」――4月防御率7.23と苦しんだ佐々木朗希は何が変わったのか? 悩める怪物がついに取り戻した「真の速球」
チームは痛恨の逆転負けを喫したが、首脳陣の顔は明るかった。試合後に『Sports Net LA』などのインタビューに応えたデーブ・ロバーツ監督は「今夜は、我々が『こうして欲しかったんだ』と願っていた通りの圧倒的な内容で、球速も出ていた」と絶賛した。
時に「物足りない」と佐々木を叱咤してきた。だからこそ、ロバーツ監督の目には「球速に加えて、コマンド(制球力)や変化球の精度が完璧に噛み合っていた」という佐々木の成長が心底嬉しく思えるのかもしれない。
54歳の指揮官は、こうも続けている。
「非の打ち所がないほど素晴らしかった。今日のマウンドを見て、彼がウェイトルームでのトレーニングでいかに一生懸命取り組んできたかがはっきりと見て取れた。地道な努力の成果に、マウンド上での自信や確信といったメンタル面が完璧に重なり合っていた。最高の制球力を伴った“真”の速球があれば、ロウキはメジャーの打者でもそう簡単には打てない」
いまだイニング消化などの課題を残している。だが、投げるたびに苦闘し続ける不安はもうない。
指揮官が「一過性のものではなく、今後も十分に継続可能だ」と指摘する自信を胸に、佐々木は飛躍していくだけだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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