「去年より強くなっているところ探すのがちょっとしんどい」球界OBから指摘される新庄ハム2年目の「現在地」

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(C)Kenta HARADA/CoCoKARAnext

 いよいよ新庄ハムの2年目のシーズンが幕を開ける。新球場のこけら落としとなる30日の楽天戦を前に新庄剛志監督は昨年とは違って、自らのパフォーマンスを封印し、あくまで選手を前面に出して戦っていく姿勢を示した。

 優勝は目指さないと宣言した1年目と打って変わって「優勝しか目指さない」として、まずはスタートダッシュをもくろむ。「開幕して20試合は全て勝つつもりで」と腕をぶす。開幕投手には制球にも定評のある8年目左腕の加藤貴之を指名。クリーンアップは昨年初の首位打者に輝いた松本剛を3番に置き、4番・野村佑希、5番・清宮幸太郎と続くことが予想されている。

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 昨年は開幕から最下位が定位置となった。「トライアウト」と称し、多くの選手の力を見極めるために時間を使ってきたが、今季からはリミットを外す。2年目を迎える新庄監督の手綱さばきにもより一層注目が集まりそうだ。

 そんなチームの今季の戦いぶりを占う声は球界内からも上がっている。日本ハムOBの岩本勉氏は29日に更新した自身のユーチューブチャンネルで今季のパ・リーグの順位予想を展開。その中で日本ハムの戦いぶりについて言及した。

 岩本氏は動画の中で「1位・ソフトバンク、2位・オリックス、3位・西武、4位・楽天、5位・ロッテ、6位・日本ハム」とした。

 優勝をソフトバンクにした理由としては、WBCでも活躍した近藤健介が加入したことが大きいと見る。選球眼の良さで知られる近藤が出塁すれば「返すバッターがいっぱいいる」と得点力が格段に上がることで戦いを優位に進めるとした。リリーフにもロッテからオスナを獲得したことで投打ともに厚みを増したことで優勝に近づいているとした。

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