防御率ゼロ点台の“最高水準”でなぜ苛立ち? 「理想」を追求する大谷翔平の言動に元MLB戦士が見た究極の進化「ヒットを1本も許してないのに…」

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 ただ、今季は長打になる確率が極めて高い「バレルゾーン」に入った打球の割合を示す指標である被バレル率がわずか3.3%で、被ハードヒット率も39.2%と決して低水準というわけではない。また、本人にとっての「フラストレーション」の原因となった制球面も与四球率は6.8%と多くはない。稀代の天才の物差しで測れば、思い描く「理想」とは程遠いのかもしれないが、彼が残している数字は球界でもトップクラスである。

 実際、周囲も「投手・大谷」が残し続ける“結果”を高く評価している。『Sports Net LA』の解説を務めるドジャースOBのノマー・ガルシアパーラ氏は「今のショウヘイは必要な時に投げ切る術を知っている」と分析。進化を続ける偉才の姿勢を次のように語った。

「今日は確かに荒れる場面もあった。だけど、勝負所で彼は打者を手玉に取った。それこそが、エースには必要なことなんだ。投手は誰だって最高じゃない時がある。マウンド上で苛立ち、苦しんでいることの方がむしろ多いと思う。それでも大事な局面ではアウトを稼いで、投げ切るんだ。その姿はチームに波及するんだ。『あいつは戦ってる。俺たちもやらないと』ってなるんだよ。それに今日の彼はヒットを1本も許してない。それでもちょっと不満げなのはショウヘイを物語っているよ(笑)」

 いかに結果が出ていても“究極”を追い求める――。その姿勢こそ大谷を天才たらしめるのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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