「指導狙いは見ている人を退屈にさせます」柔道レジェンドが指摘した"問題点"に「まさに同意!」【パリ五輪】

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注目を集めた柔道混合団体決勝第5試合、審判の判定をめぐって様々な意見が飛び交ったC)Getty Images

 パリ五輪柔道は競技最終日が終わり、大会を通じ、日本は男子が金2つを含むメダル5個、女子は金1個を含むメダル2つで、混合団体の銀メダルとあわせて計8つのメダルを獲得した。

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 一方、初日から話題を集めたのは「不可解判定」。男子60キロ級準々決勝で永山竜樹が「待て」がかかった後にも相手が締め技をとかず、一本負けとされ、大きく注目を集めた。

 ほかの試合においても微妙な判定が続いたとあって、毎試合後には「偽装攻撃」「指導3つ」など判定にまつわるキーワードがXの投稿にも並ぶなど、大きく関心を集めた。

 また競技が終わったタイミングで柔道界のOBから今回の五輪に対しての意見も上がり始めた。

 冷静な中継解説でも好評だった16年リオ大会、21年東京大会の男子73キロ級で金メダル連覇を果たした大野将平氏が自身のXを更新。

 「パリオリンピック柔道競技の応援ありがとうございました」と感謝の気持ちから書き出し、自身も解説者として五輪に関わったことで貴重な経験になったとつづっている。

 その上で「柔道は国際化され様々な格闘技の技術も取り入れられています。柔道を良くしていくには『正しく組んで正しく投げる』ことが必要だと感じました」と見解を語っている。

 今回のパリ五輪柔道においては、試合を見守った日本国内では技のポイントの加点法や指導の内容など審判の判断に対して疑問を持つ声も多かったが、こういった声の解決法として一案も示している。

 「選手全員がお互いに組み合う時間を増やして投技を打ち合うこと、一本勝ちを目指していくこと、誰が見てもわかりやすい柔道を体現していくこと」とコメント。続けて「攻めた結果、相手に指導がいくわけで指導狙いの柔道は見ている人を退屈にさせます」ともつづっている。

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