巨人 逆転CSのキーマンとなるか 指揮官からの猛ゲキに応えた「恐怖の7番打者」

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勝負強い打撃が持ち味の中田(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人は9月15日の中日戦(バンテリンドーム)に7-0と勝利し、連敗は3でストップ。1イニング3発が飛び出すなど一発攻勢で最下位中日を押し切った。

 圧巻だった。1-0で迎えた4回一死。岡本和真が中日のルーキー、仲地礼亜の初球の変化球を豪快に引っぱり、左翼スタンドに放り込んだ。14日の阪神戦でも7回に才木浩人から39号ソロを放っていたが、2戦連発のアーチで自己最多となる40号を記録、球団生え抜きの右打者としては2019年坂本勇人以来の快挙となった。

【動画】岡本和は阪神の優勝決定となった14日の試合でも7回に39号ソロを放っていた





 主砲の豪快な一発に5番・坂本も続いた。同じく仲地から左翼席に運ぶ2戦連発の20号ソロをマーク。坂本が20号を記録したのは19年以来、4年ぶりとなった。

 とどめは特例2023で今月1日に抹消されながら、この日に「7番・一塁」で先発復帰した中田翔だった。4回二死から左翼席へ14号ソロを放つと、6回二死一塁の第3打席でも中継ぎ勝野昌慶の甘く入ったスライダーを捉え、マン振り。打った瞬間にそれとわかる豪快な15号2ランで2打席連続弾を放つなど、暴れまくった。この日は第1打席の犠飛を含め、3打数2安打4打点と存在感を示した。

 原辰徳監督からの〝ゲキ〟に応えた。中田が特例2023で抹消中に巨人では新内野布陣が大きく注目を集めた。

 坂本のサードコンバートに伴い、門脇誠が遊撃、三塁手の岡本和が一塁を守るなど、球界内でも完璧な内野陣と評価を高めた。

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