今永昇太、カブス移籍の舞台裏 「強い関心を抱いていなかった」名門が30歳の日本人左腕獲得に動いたワケ

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入団会見でカブス・ファンのハートを鷲掴みにした今永。今回の契約は現地でも小さくない注目を集めている。(C)Getty Images

「Hey Chicago! What do you say? The Cubs are gonna win today.(ヘイ、シカゴ!どうかな?カブスが勝つよ!)」

 開口一番に語った一言で、熱狂的なファンのハートはがっちりと掴んだ感がある。現地時間1月12日にシカゴ市内でカブスへの入団会見を行った今永昇太だ。

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 今オフにDeNAからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指していた今永は、今月9日にカブスと契約合意。他球団からの高額オファーも舞い込んでいたというが、4年総額5300万ドル(約76億8500万円)の契約を締結。カブス側が保持する延長オプションが付帯し、これが行使されれば、30歳の左腕は最大5年総額8000万ドル(約116億円)の契約を手にする。

 本人が先述の会見において「自分の成長につながると思って決めた」というカブス入団。しかし、当初は球団側も競合が多く、契約金が高騰化していた争奪戦に本腰を入れていなかったという。

 シカゴの地元スポーツメディア『Bleacher Nation』は、契約する代理人事務所がシカゴにあり、同街を気に入っていた本人も「カブスがオファーくれたらいいな」と冗談半分で話していたが、「カブスは大きな関心を抱いていなかった。もし、当初のフロント陣がイマナガに対して、忍耐強く、かつ注意深く、良い取引をすることに熱心であったと強調するニュースがあるとすれば、逸話に過ぎない」と伝えている。

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