涙の訴えが実る!? T・ヘルナンデスとドジャースの再契約交渉が大詰めに「詳細を詰めている。関係者は和解すると見ている」
かねてからドジャースとの再契約を訴えてきたT・ヘルナンデス。その想いが結実するかもしれない。(C)Getty Images
注目の再契約を巡る交渉は進展を見せた。
現地時間12月5日、今オフにFAとなったテオスカー・ヘルナンデスがドジャースと再契約する見通しとなった。米スポーツラジオ局『AM570ラジオ』の番組「Petros And Money」に出演したデビッド・ヴァセグ氏が「契約の最終詳細を詰めようと非常に熱心に取り組んでいる。リーグ関係者の多くは再び和解すると見ている。ヘルナンデスとドジャースが再び一緒になる可能性が高い」と語った。
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結実すれば、本人にとって待望の再契約だ。ワールドシリーズ優勝祝勝会で「ドジャースが(契約の)最優先だ。来年またこのチームでプレーするために全力を尽くす」と涙ながらに語ったT・ヘルナンデスだったが、1年契約満了を迎えた今オフにドジャースからの2105万ドル(約31億5750万円)のクオリファイング・オファー(QO)を固辞。好条件のオファーを待つべく、FAを決めていた。
そうした中で「右の強打者」を補強ポイントにしていたドジャースも再交渉を実施。ここにきて話し合いは詳細を詰める最終段階に来ているという。情報をすっぱ抜いたヴァセグ氏は「私が理解するところでは両者ともに再契約のために全力を注いでいる」とも伝えた。
今オフはブレイク・スネルと5年総額1億8200万ドル(約272億円)で契約を締結したドジャース。打線の強化を巡っては、フアン・ソトとの大型契約も囁かれたが、契約金の高騰が避けられない状況を見てか、ワールドシリーズ制覇に貢献した実力派との再契約にシフトしたと見られる。