なぜ豪王者は敵地・東京Dでの武居由樹戦を快諾したのか?代理人が舞台裏を語る「日本からのオファーは断っていた」

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バンタム級王者として日本での檜舞台に立つモロニー。彼の陣営が交渉の内幕を明かした。(C)Getty Images

 日本のみならず世界的に見ても、稀有なメガイベントが決定した。来る5月6日に行われるボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)とWBC1位のルイス・ネリ(メキシコ)によるタイトルマッチをメインに据えた東京ドームでの興行だ。

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 井上をして「まだちょっと想像ができないけど、とてつもない興行」と言わしめる一大興行は、最大収容人数5万5000人と日本ボクシング史に残る規模となる。そんな東京ドームで一日に高揚感を隠せないのは、出場する多くの日本人選手だけではない。セミカードで、WBO世界バンタム級10位の武居由樹(大橋)と対峙するWBO同級王者ジェイソン・モロニー(オーストラリア)の陣営も同様である。

 米ボクシング専門サイト『Boxing Scene』の取材に応じたモロニーのプロモーターを務めているトニー・トルジ氏は「ジェイソンにとっても絶好の機会だ」と断言。調整面を含めて簡単ではない来日してのタイトル戦を快諾したワケを明かした。

「とにかくジェイソンが望んでいたのは、大きな舞台に立つ機会だけだった。そして彼は歴史ある東京ドームの5万5000人の前で戦うことになる。我々は日本人を愛し、彼らの名誉と伝統を尊重している。そこで試合をすること自体もひとつだが、マネージメントの観点から見ても、(バンタム級の)ベルトの75パーセントを有している国で、この先、多くの統一戦が開かれる可能性は想定していた。

 当初、ジェイソンはどうしてもオーストラリアで戦いたいとしか考えていなかった。だから前に受けた日本からのオファーは丁重に断っていた。彼が『ギャラが安くてもオーストラリアで戦う方がいい』と言ったからね。ただ、その後に別のオファーが来た。今回のような規模の興行で、しかもバンタム級チャンピオンがもう一人出るんだ。断れないほどのプラス要素があった」

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