【巨人】し烈さ増す開幕内野手争いに生き残れるか 期待高まる「即戦力ルーキー」の爆発力

荒巻は大型スラッガーとして期待されている(C)産経新聞社
巨人の1軍、沖縄・那覇キャンプは25日に打ち上げられた。個々のレベルアップが求められた1か月。新たにアピールできた選手、逆に期待に応えられなかった選手それぞれが課題を見つけて、また開幕までの日々を過ごす。
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そんな中でチームは1、2軍の入れ替えも敢行。先発争いに加わっていた西舘勇陽、又木鉄平、捕手の山瀬慎之助、外野手では佐々木俊輔、萩尾匡也の5人がファームで調整することになった。
今春のキャンプではし烈な外野手争いもポイントとされた。ただ、阿部慎之助監督も指摘したように守備力もネックとなり、戦いの場から一歩後退した選手もいる。
今後は開幕カードの前哨戦ともなる、3月1日のヤクルト戦から再び生き残りをかけた戦いが始まる。内外野ともし烈な争いの中で、存在感を示しているのはドラフト3位ルーキーの荒巻悠(上武大)にもある。
即戦力ルーキーの呼び声高く、広角に打てる点も評価されている左の強打者候補。その片りんを見せたのは23日に行われた広島とのオープン戦だった。5回の一塁守備から途中出場すると、その裏、5回一死の場面で打席が回ってきた。
カウント1-1から3球目、145キロの外角直球を逆らわずに逆方向に持っていき、オープン戦初ヒットを記録。指揮官も認めた、好球必打で打席の落ち着きぶりも光った。