巨人は太刀打ちできるか 松井秀喜氏の電撃就任の裏で、ヤンキースが織田翔希獲りに本腰 NYメディアが伝えた米球界の盟主の“本気度”「単なる争奪戦ではない」
ヤンキースは8億円超えの投資の余裕も
ちなみにMLB球団は織田のような国際アマチュアFA選手を獲得する際には、それぞれに割り当てられたボーナスプールから資金を捻出する必要がある。MLB公式サイトによれば、現時点でヤンキースは544万ドル(約8億5265万円)が使用可能となっている。単純な見立てだが、他球団とのマネーゲームにおいても余裕を持って対応する力はあると言えよう。
ニューヨークの米野球メディア『Pinstripes Nation』は、「ヤンキースの抱える課題は、アメリカの育成システムを通して長い時間をかけて成長していくことが、メジャーリーグへの最良の道であることを、海外からやってくる10代の若者とその家族に納得させることだ」と指摘。そして、織田獲得が球団にもたらす影響を論じている。
「オダのような前途有望な日本人投手を獲得できれば、ヤンキースが再編成したスカウト活動を、目覚ましい成功として評価することができる。その獲得競争はドジャースをはじめとする既存の強豪チームに対する試金石ともなる。ヤンキースにとって、この機会は単なる争奪戦にとどまらない。球団は日本の才能ある18歳を育成までし、最終的にメジャーリーグで活躍する選手へと繋げる力を持っているという国際的な証明をしたいのだ」
ヤンキースは熱心なスカウティングを続けてきた織田に本腰を入れ、球団の威信をかけて取り組んでいる。この想いは「世界一の投手」を理想に掲げる本人にも強く響くはずである。
そんな名門も参戦意志を示す競争において巨人はどう張り合うか。それこそヤンキースOBでもある松井新監督の“言葉”が織田を翻意させるキッカケとなるかもしれない。
なお、MLB球団が織田と契約締結を目指す場合、12月15日までとなる国際アマチュアフリーエージェント契約期間内に交渉を終わらせる必要がある。果たして、超高校級右腕がいかなる決断を下すか。いずれにしても、本人にとって悔いのないものになることを願うばかりだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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