今春にはWBCにも出場し、国際的な声価を高めていたキム・ドヨン(C)Getty Images
衝撃の完封負けにショックは広まっている。
9月24日に愛知・名古屋アジア大会の野球のスーパーラウンドで韓国と対戦した日本は5-0で完勝。3回に向山基生(NTT東日本)の先制適時二塁打などで3点を先行すると、投げては先発した樋口新(王子)が7回(92球)を投げ、被安打4、無四球無失点と好投。攻守で相手に付け入る隙を与えなかった。
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社会人代表で挑む日本の“アマチュアレベル”の高さを知らしめる形となった。金メダル獲得なら兵役義務が免除されるため、KBO(韓国プロ野球)リーグの精鋭たちを揃えている韓国だったが、得点圏に走者すら置けないほど圧倒された。
韓国国内では、小さくない懸念が広まった。球界のエリートプレーヤーたちが金メダルなら付与される兵役免除の権利を失う可能性が高まったからである。
もっとも、現時点で決勝進出の可能性がゼロになったわけではない。今日26日に行われる中国戦に勝った上で、同時刻に始まる台湾戦に日本が勝てば、“リベンジ”の機会は与えられる。
しかし、「豊橋の悲劇」(韓国紙『朝鮮日報』より)とも評された日本に喫した完敗劇は、国内に焦燥感を募らせた。今大会の代表メンバーには、今季のKBOリーグで打率.310、40本塁打、OPS1.053を叩き出し、市場価値が1億ドル(約157億1800万円)とも言われる大砲キム・ドヨンのように将来的にメジャーリーグ移籍が囁かれる逸材もいる。それだけに球界の未来を憂う声も上がった。