弱気だったオランダになら勝てた――闘将ロイ・キーンら世界的名手たちが論じた“執念ドロー”への歯がゆさ「日本には何かが少し足りない」【W杯】
中村と久保のコンビで切り崩した同点弾をはじめ、オランダの守備陣形をかく乱する場面も少なくなかった日本(C)Getty Images
世界有数のタレント軍団を確実に苦しめた。だからこそ、世界では日本代表が「勝てたのではないか」という声も上がった。
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結果的に見れば、十分すぎる収穫はあった。現地時間6月14日に行われた北中米ワールドカップ(W杯)のグループリーグ初戦で、オランダ代表と対峙した日本は、2度もビハインドを背負いながらいずれも追いついてみせた。とくに試合終盤の88分にCKから奪った鎌田大地の同点弾は、まさしく会心。相手の母国メディアでも「完璧。とにかく素晴らしいコーナーキックだった」(元オランダ代表MFラファエル・ファン・デルファールト氏談)とべた褒めされるクオリティーがあった。
日本人的な視点でみれば、どうしても「あのオランダに2度も追いついて、しかも勝ち点1を貰えたのだから上出来だ」と思えてしまう。しかし、世界はそう見ていなかった。試合後、各国メディアでは、終盤にかけて講じた守勢に回る策が裏目に出たオランダに対してなら、3-2で勝ち切れたのではないかと訴える声も目立った。
興味深かったのは、海外の識者たちが「日本はもっと自信を持つべきだ」という見解を示したことだった。この試合をハイライト中継していた英放送局『ITV』で、ゲストコメンタリーを務めた元マンチェスター・ユナイテッドのロイ・キーン氏は「日本の視点で見れば、素晴らしい結果だと言える。彼らを大いに称えるべきだし、今日のパフォーマンスは脱帽だ」と評価。辛口な批評家らしからぬベタ褒めを披露しながらも、こう付けて足している。
「何度も言っていることだが、日本には自信が欠けている。彼らには脱帽だし、オランダは相当悔しい試合なはずだが、(日本は)何かが少しだけ足りない。私はオランダの方がここから先のステージでは脅威になると思った」












