前代未聞! “米主導”の北中米W杯の運営問題にFIFA会長が「チルしよう発言」 責任に欠ける言動に非難殺到「トランプに屈服し、統制権を失った」
そうした中で、他でもないFIFAの御大が口を開いた。英公共放送『BBC』によれば、現地時間6月10日の公式会見に登場したジャンニ・インファンティーノ会長は、同局の記者から「あなたは『今回のワールドカップは最も包摂的な大会になる』と宣言しておきながら、アメリカが、審判や一部のサポーター、ジャーナリストたちへのビザ発給を拒否している現状を見て、恥ずかしく感じないのか? この大会の統制を失ってしまったと考えているか」と追及され、「まずは落ち着いて。チル(リラックス)しよう」と返答。そして、こう続けた。
「オマル・アルタンに起きてしまったことは残念に思う。ただ、私たちは世界の王ではない。ワールドカップを開くからといって現地政府や警察を支配できる立場ではない。今日はそれを尊重したい。我々はすべてをコントロールできない。努力し、話し合い、様子を見る。冷静になることも大切だ」
さらに「この状況で怒鳴り散らすのは逆効果だ」と語ったインファンティーノ会長は、アメリカのドナルド・トランプ大統領に対して、「彼の関与がなければ、米国でのワールドカップ開催は不可能だった」と強調。昨年12月に突如として創設されたFIFA平和賞を手渡した同大統領の尽力を称えた。
ただ、インファンティーノ会長の一連の言動は、さらなる逆風を生んだ。英紙『The Guardian』のジョナサン・リュー記者は「FIFAの会長はドナルド・トランプに屈服し、その結果、自分たちの大会の統制権を失った」と糾弾。さらに「インファンティーノは『サッカーは世界を一つにする』というフレーズを繰り返すしかない故障した操り人形のようだ」とリーダーシップに欠けるFIFAに対する疑義を投げかけた。
間もなく開幕の時を迎えるW杯は、無事に終わるのか。現時点で運営面には不安しかない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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