日記で脳を活性化!書き方を工夫して、記憶も気持ちも若々しく健康に

タグ: , , 2018/6/17

 脳を活性化する方法として知られている「日記」。しかし、ただ日記をつければ良いというわけではありません。日記の書き方により、脳に与える影響は異なってきます。どうせ書くなら、しっかり脳の活性化にも役立てていきたいもの。

 そこで今回は、脳の活性化に役立つ日記の書き方をご紹介しましょう。


●ポイントその1 「詳しく書く」
 その日どのような出来事があり、どう思ったのか、忘れてしまうことも意外と多いものです。日記を書くためには、その日の出来事を振り返り、何があったか思い出さなければなりません。この「思い出す」という行為が、前頭葉の刺激につながるのです。

 また、日記を書くために、頭の中でバラバラに散らばっていた記憶をまとめようとする行為も、脳の活性化に役立ちます。その日の出来事をなるべく時系列で思い出し、詳しく書いていくことで「思い出す」「まとめる」という行為を行う時間も長くなり、より活性化に役立つでしょう。

●ポイントその2 「手書き」にすることで効果はアップ
 手書きかパソコンかで迷う場合、できるだけ手書きを選びましょう。パソコンは指を使っているように見えますが、ボタンを押すだけの単純作業。文字の形や大きさを考えて書く手書きのほうが、脳を広範囲に渡って使い、活性化に役立ちます。

 手書きとなると、専用の日記帳を用意しなければと思うかもしれませんが、初めてで続けられるか自信がないという方は、手持ちのノートやスケジュール帳のデイリー欄を利用するといいでしょう。

●ポイントその3 文字はなるべく「素早く、丁寧に」
 丁寧に書くということは、文字の構成やバランス、ハネやハライなどを意識するということ。文字の細部まで考えて書くため、脳を活発に使うことになります。きれいな字は書けなくてもかまいませんので、丁寧に書くことを心がけましょう。

 さらに脳を刺激したければ、なるべく丁寧な文字を保ったまま、素早く書く努力をすること。文字が雑になってしまっては意味がないので、注意しましょう。

●日記はメンタルコントロールにも役立ちます
 日記をつけることには脳を活性化する以外にも様々なメリットがあります。たとえば、メンタルコントロール。気持ちを書きだすことで、自分の心境が整理されたり明確になったりして、気持ちをすっきりさせることが可能です。

 なんとなくもやもやする、イライラすると思った日は、原因となった出来事や、もやもや・イライラといった気持ちを素直に日記に書いてみてください。文字にすることで、気持ちを外に吐き出せるため、不安や怒りがすっと軽くなります。

 また、読み返すことで、当時の自分の気持ちを懐かしく感じたり、いとおしく感じたりできるのもメリットと言えるでしょう。

 脳の活性化のためには、「詳しく、手書きで、素早く丁寧に」書くことが大切。ぜひ意識してみてください。ただし、長く続ける事が大切。無理し過ぎて途中でやめてしまうよりは、短い日記であっても継続するほうが効果的です。

 1行書くだけでも効果は見込めますので、まずは1行から始めてみる、就寝前に書けなかった日は翌朝書いてみるなど工夫して、無理のない範囲で始めてみてはいかがでしょうか。

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