ドジャースは巨悪なのか スクバル獲得の裏側を米記者が言及 球界を飛び交う“陰謀論”に苦言「野球界が壊れていくと思わない」
では、パッサン氏の言う「変えるべき制度」とは、チームの総年俸額を制限するサラリーキャップを指すのか。同氏は、こう続けている。
「必ずしもサラリーキャップ制度が必要だとは思わない。もちろん、オーナー側がサラリーキャップを強く求める理由は理解できる。そうなれば、彼らはコストをより管理しやすくなるし、導入された瞬間に球団の価値が30%も跳ね上がるとされているからだ。しかし、私は問題が別にあると考えている。
個人的にはドジャースはもちろん、本気を出せば、それなりに市場に投資ができるヤンキース、レッドソックス、メッツ、カブスのような球団が大型補強を止められない制度に問題があると思っている。資金力のある彼らの投資がある一定の基準を超えた時に課されるペナルティが厳格に必要だと思う。それはドラフト指名権の剥奪、もしくはトレード制限がいいかもしれない。いずれにしても、サラリーキャップとは別の創造的な妥協案はいくらでもある」
米球界では、今オフにMLBとMLB選手会(MLBPA)は、期限が切れる労使協定の新たな契約を締結する必要がある。その中でMLB側に立つオーナー陣が強く推進するサラリーキャップ制の導入が焦点になるとされ、中長期のロックアウトも確実視されている。
果たして、パッサン氏の言うような「妥協案」は創造されるのか。“ストップ・ザ・ドジャース”が叫ばれる米球界にあって、各球団の補強の在り方を巡る議論は今後も白熱していきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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