衝撃敗退で起きた異様事態 辞任した韓国監督に向けられる誹謗中傷と脅迫 大統領による“無能な人間”発言も波紋「ここまで言うのはおかしい」【W杯】
また、ネット上ではSNSを中心に誹謗中傷のメッセージが散見。AI機能を使った批判的な動画も出回っており、事態の収拾はつきそうにない。
そうした“炎上”が続く中で、ついには政界も火に油を注ぐような行動に出ている。イ・ジェミョン大統領は自身のXを更新し、ホン・ミョンボ監督を「無能な人間」と糾弾。「人事が万事であると証明された。実際の能力よりも身内贔屓で無能な人間を指揮官に選べば、結果は火を見るより明らかだ」と強い言葉で韓国サッカー協会の組織力を断じた。
「ワールドカップ出場にも多くの国民の血税と国家的な支援が投入されている。国民を虚脱感に陥れた今回の失敗は組織と人事の失敗によるものだ。まさに呆気にとられる出来事で国民の皆様に深い失望を与えた点を大統領として誠に申し訳なく思う。再びこのようなことが再発しないよう、体育行政改革を迅速に推進したい」
正しい批判と改善に向けた計画の提唱は当然ながら意義がある。だが、国中で指揮官にだけ責任を背負わせ、誹謗中傷の言葉をぶつけることが、代表を変えるキッカケとなるのかどうか。おそらくならないはずである。
国内でもXで「大統領が公然と監督に対して『無能』と烙印を押すような発言をするのは適切ではない」「ここまで言うのはおかしい」「大事にしすぎだ」という意見だってある。韓国サッカー協会としては、指導者を守るためにも、何らかの発信が求められそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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